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アジアのホテル―コロニアルな魅力と歴史に浸る (旅名人ブックス)

アジアのホテル―コロニアルな魅力と歴史に浸る (旅名人ブックス)



アジアのホテル―コロニアルな魅力と歴史に浸る (旅名人ブックス)

定価: ¥ 2,310

販売価格: ¥ 2,310

人気ランキング: 276510位

おすすめ度:

発売日: 2005-01

発売元: 日経BP企画

発送可能時期: 通常24時間以内に発送



(注)テーマと関係ないホテルもあります
ホテルが60軒以上も掲載されているから仕方ないのだが、なぜかマレーシアのボルネオ島のホテル写真が、全然関係ないシンガポールのホテルの紹介のところに紛れ込んでいた(笑)。

それと本文に関してはきちんとした文献で調べてないのと、ちゃんと調べずに思い込みと推測で文章を書いているので(特にサーキーズ兄弟の説明部分)事実誤認箇所がかなり多く、特に売れっ子のライター兼カメラマンの邸景一氏の担当部分は多忙なせいかその傾向が強かった。

具体的に言えばマニラホテルの歴史を知れば、最上階部分がマニラ大空襲の爆撃にあって大炎上しており、その部分に位置してたマッカーサースイートが全焼したのは歴史的事実なのであるから、あの部屋が1930年代のまま保存されている訳がないし、燃え盛る部屋から従業員が必死に運び出した一部の家具も戦後のドサクサで椅子一脚を残し、あとは全てどこかへ消えてしまい現在も行方不明だそうだ。

またグッドウッドパークが戦後に創業者メッセナ氏の遺族から、そのまま赤の他人に売却されたように書いているがこれも事実ではなく、実は彼の妻の連れ子が買い取ったのである。

でもこの本は学術的な本ではないし、執筆者達は学者や研究者ではなく歴史もホテルにあまり詳しくない旅行ライターさん達が、ホテルクーポン会社の依頼で作った企画本なので、間違っていようが中身がユルかろうが仕方ないのかもしれない。

それとレトロとコロニアルなホテルをテーマにしてるのに、ページ数稼ぎのためにテーマに関係ないホテルも第六章の一部と第七章全部で紹介されていたが、これは完全に蛇足である。

しかしこの本は写真が豊富できれいだし、日経BP社のホテルシリーズは読み応えがあるのは認めるところだ。

そして今まで日本ではキチンとしたコロニアルホテル解説本がなかったから、内容が不完全ながらも、この本が出版された意義は大きいと思う。

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