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SIGHTSEEING

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SIGHTSEEING

定価: ¥ 2,940

販売価格: ¥ 2,940

人気ランキング: 37291位

おすすめ度:

発売日: 2007-01-17

発売元: リトルモア

発送可能時期: 通常24時間以内に発送



観光地を訪れる観光客を撮った写真集。暖かく,ユーモラスな雰囲気につつまれる。
瀧本幹也氏は,広告業界で最も注目される若手写真家の一人。SIGHTSEEING(観光)というこの写真集は,世界中の有名な観光地を訪問する観光客を傍観者の視点で撮影するコンセプトとなっている。傍観者といっても,その視線は暖かく,どこかユーモラスだ。一方で,観光地は時代とともに変わらないのに,訪れる観光客は日々,年々を積み重ねた時代とともに移り変わる。写真は,その一瞬を切り取っている訳であるが,これら世界の観光地と観光客を同じ写真家が撮った集合体からは,なにか今の時代を読み解くカギが隠されているかもしれない。個人的には,これらの観光地とそこを訪れる観光客の幸せを守り抜いていくことの大切さ,環境保護の重要さを受け取った気がする。写真はどれも快晴の空の下で撮影されていて,1枚1枚の写真が,ビビッドでシャープな仕上がりとなっている。なお,観光地は,世界7大陸,16ヶ国40箇所にわたる。例えば,エジプト(ギザのピラミッド),フランス(凱旋門など),日本(富士山など),カナダ(ナイアガラの滝など),中国(天安門広場など),チリ(イースター島・モアイ像),アメリカ(ニューヨーク・自由の女神など)。

「観光地で記念写真を撮る人々を撮る」ってメタ視線が新鮮
 観光地→記念写真ってパーセプションは揺るぎないものだけど、「観光地で記念写真を撮る人々を撮る」ってメタ視線は新鮮だなぁ。まさにコロンブスの卵。“観光”って文字面通りに「光」の存在を感じさせる飛び気味の写真もコンセプトにドンピシャ。

 「観光地だけ見てもその国のことは解らない」って文脈があるけれど、それはそうだよね。観光地ってのはその国の人にとっても特別な場所なのであって。でも、なぜそこが特別なのか?観光地になったのか?って問いに対する解は、そのお国柄に求められるはずなんだよね。だから日常(ケ)を知るのも重要だろうけど、まずは観光地(ハレ)で、その土地に触れるってのも大切なんじゃないだろうか。何より、この写真集見ていると、「観光地で写真を撮る」ってこと自体が、とってもナチュラルで可愛らしい行為に思える。

 あと、外国に出かけていってバシャバシャ写真撮る行為って、ネガティブな日本人観光客像として捉えられることが多いけど、この写真集で「写真を撮る」人々は各国入り乱れていて、記念写真好きは万国共通ってのがわかる。自然とシャッターを押したくなる、場のパワーって凄い!

印象的だったのはタージ・マハルの前で集合写真を撮っている人々の傍らで、彼女を撮ってる男の写真。これって、同じ風景の中に複数の物語が存在しているってことを端的に示していて、ちょっと感動的。人の数だけある「人生」が共存している場としての「世界」って概念が可視化されているんだよね。

 世界の観光地の中に、日本の雷門とか富士山とか金閣寺も挿入されているんだけど、他国に比べると観光地としてのスケール感が見劣りするなぁ、ドメスティックだなぁ、とも思うんだけど、それって、フランス人が凱旋門に、アメリカ人がマウントラッシュモアに感じるのと同様の、他人の芝生かもしれない。外国の人から見ると日本の観光地ってきっと不思議で非日常なんだろうな。

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